中継サーバを設定する

◆ コンテンツ概要

プロバイダによっては、迷惑メール防止のために、
25ポートを遮断し、もしメールサーバを運用する場合はかならず指定されたメールを
中継させなければなりません。

最近、Outbound Port25 Blockを採用しはじめるISPも多く、これから必要になるかもしれません。
しかし、プロバイダは中継サーバのホストを示すだけで設定などを教えてくれないのが原則ですので
ここでは二通りの中継方法を示します。
「全て中継させる設定」または「携帯電話への送信のみ中継させる設定」のどちらかを選んでください。

◆ 全て中継させる設定

普通はこの設定を行います。So-netや@niftyなどは、これに当たります。
メールを送信する際、すべて(プロバイダ等の)指定するホストを中継させます。

とても簡単で、1行追記するだけで完了します。 /etc/postfix/main.cf をviなどで開いて、以下の文を追加してください。
# vi /etc/postfix/main.cf

# ISPのメールサーバを中継する
relayhost = mailserver.isp.ne.jp
# /etc/rc.d/init.d/postfix restart ←Postfixの再起動。reloadで通常OK
mailserver.isp.ne.jpの部分はプロバイダによって異なりますので、
契約しているプロバイダのWebサイト内を確認するか、プロバイダにお問い合わせ下さい。
例えば、
nifty: smtp.nifty.com
DION : relay-mta.dion.ne.jp
(専用サーバを設けているところから、通常契約のSMTPを指定するところもあります)

◆ 携帯電話への送信のみ中継させる設定
携帯電話以外にも、特定のメールアドレスやドメインに対してのみ特定のサーバを中継させます。
DIONなど、「携帯事業者へのメールにOutbound Port25 Blockingを適用する」プロバイダは、
こちらの方が以下のようなデメリットを予防できる効果があるでしょう。
 ・プロバイダのメールサーバが落ちると自分のサーバからも送信できなくなる(障害連動)
 ・メールサーバが混み合っている場合、自分のサーバからのメールも遅延する恐れがある。
まず普通こんなことは起こらないので考えなくてもいいとは思いますけどね(^^;
(他にも送信経路を省けるので、必要なもののみ中継することでISPの負荷を低減するという点もあります)

ただし、上記(DION)のようなプロバイダであっても、先に示した「すべて中継」でも問題なく使えます。

ここでは、携帯電話宛のメールのみ特定のメールサーバを中継させる設定を例として示します。

手順は、main.cfを開きtransportを記述→転送DBを作る→リロード
# vi /etc/postfix/main.cf

transport_maps = hash:/etc/postfix/transport
# ↑これを追記
# vi /etc/postfix/transport

docomo.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp
ezweb.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp
.ezweb.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp
.vodafone.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp
pdx.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp
.pdx.ne.jp smtp:mailserver.isp.ne.jp

# /usr/sbin/postmap /etc/postfix/transport
# /etc/rc.d/init.d/postfix reload
黄色で示した部分が対象となるドメイン(メールアドレスでもOK)。
先頭にドットを付けると、「そのドメインを含む」として扱われます。
Vodafoneの場合、地域別にサブドメインが付いており、こういった場合に使います。
(.vodafone.ne.jpとすれば、t.vodafone.ne.jpやc.vodafone.ne.jpなど全てを扱う)

水色で示した部分が、そのドメイン(等)を転送する中継サーバです。


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